東京都中央区銀座「銀座ブロッサム」にて設立総会を開催 平成24年5月16日(金)
設立総会前に遠方からご参加を頂きました会員の方と旅行ネットワーク研修を行い、16:30より設立総会を行いました。
総会では、平森理事長より設立をした経緯及び今後の活動報告をさせていただきました。

また、多数の来賓者にご出席を賜り、今後のバリアフリー旅行ネットワークの発展を誓い、盛大な祝宴を執り行いました。来賓の方を代表し、観光庁観光産業課 課長補佐 堀江直宏氏と中央大学研究開発機構教授(日本福祉のまちづくり学会 会長)秋山哲男氏にご挨拶を頂きました。


プレスからはトラベルジャーナル(6月2日号掲載)と旅行新聞新社 (6月1日掲載)に 総会の様子と今後の活動に関し取材を受けました。
旅行新聞(6月1日掲載一部抜粋)
来賓の観光庁観光産業課の堀江直宏課長補佐は「ユニバーサルツーリズムの 取り組みは今後ますます重要になってくる。観光庁では昨年、地域の受入体制マニュアルつくりを進め、受 け手と送り手の両面から検討して きた。今後はいかにこれを広げていくかが課題だと受け止めている」と観光 庁の取り組みを紹介したうえで、バリアフリー旅行ネットワークに対し、「ますます強力に活動を進め、ユニ バーサルツーリズムの一層の促進に向けて主翼を担ってほしい」と期待した。
第7回 国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰受賞 平成24年1月17日(金)
講評
受賞者は、障がい者や要介護高齢者が参加する国内外旅行分野において、バリアフリーツアーやヘルパー養成講座実習ツアーを積極的に実施するとともに、旅行会社、宿泊施設運輸業者、外出支援業者等を会員とする「バリアフリー旅行ネットワーク」を設立し、研修会や意見交換会等の実施を通じて、会員等のバリアフリー化の推進に貢献していることを高く評価し、表彰することとした。
【 国土交通省ホームページ「株式会社昭和観光社・バリアフリー旅行ネットワーク バリアフリーツアー及び企業ネットワーク活動の推進」】


喜びの声(代表理事:平森 良典)
この度の受賞を大変光栄に思います。諸先輩の教え、会員の皆様の活動に対し、心より感謝申し上げます。皆様と共に「誰もが安心して旅行が楽しめる社会づくり」のコーディネイト活動をしてまいりました。今後「見えている未来の課題に手を打つ実践」に向けたスクルアップの研修や実習などで、観光・福祉・医療の連携を視野に入れ、プラットホームを発展させてまいります。
国土交通省 自動車局 意見交換会 平成24年1月17日(金)
日々業務の中で、高齢者や障がい者の観光案内をしいる中で、当事者目線の困っていることをアンケートで意見を頂き、12月19日にも運輸部会や全体研修会で高速道サービスエリアでの課題をまとめ、要望書を自動車局総務課企画室長金子室長様へ事前にお送りし、金子室長同席で自動車局旅客課の方々と10時30分から1時間の意見交換をさせていただきました。
車いす仕様観光バス(リフト付き)の全国の空白地域や全体の保有台数を増やしていく必要性を感じていらっしゃり、今後意見交換の継続を感じました。
貸切バスリフト車における営業区域外配車においては、貸切バスの臨時営業区域の設定通達書がありますので各地域運輸局担当者と意見交換をされて下さい。
また、ニューツーリズムや各団体や介護保健事業者の旅行時の白タク営業の輸送については、隙間的な内容も多く、実例を集めご報告を頂ただければ、必要に応じて対処していきたいお声を頂き、再度意見交換が必要と感じました。
大型観光バスも含む、車いす仕様観光バスや車いす仕様ワゴン車の乗降地の確保と、休憩所の駐車帯を一般乗用車走レーンの区分し、歩行者の安全確保を要望する意見交換について、具体的なイメージの写真を添えて各具体的にご検討いただきたいことを、全体の乗降所の確保や誰にもささしいゾーンや横断ゾーンのUDデザインと色彩の見える化や東京駅や羽田空港を例とした、具体的乗降所の確保な要望を事例に、全国共通改善により、国民の安全安心移動生活の必要性のお話しをさせていただきました。


観光庁主催のパネラー出席 平成25年6月17日 (土)
ユニバーサルツーリズム“旅行が障がい者の意欲に効果”推進に向け議論を展開
観光庁は、高齢者や障がい者など誰もが気兼ねなく旅行ができる環境作りのため「ユニバーサルツーリズム」を推進している。
シンポジュームは検討会メンバーの大学教授や医師など関係者が登壇し、旅行が障がい者にもたらす効果や現状、推進に向けた議論を展開した。
北星大学客員教授の秋山哲男氏は「ユニバーサルツーリズムの促進にむけて」と題し、ユニバーサルツーリズムの定義などを説明。
三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長の長谷川幹氏は、長年障がい者や高齢者とともに旅行に出かけている経験から、旅行がもたらす効果を語った。80歳代のパーキンソン病の女性の例をあげ、「重度で無表情の全介助を必要としていたが、旅行をきっかけに持久力がアップし、表情も豊かになった。教科書的にパーキンソン病は現状維持か悪化だが、それを覆した」と述べた。
旅行に対するハードルは高いが、一歩目が出れば、2歩目はすぐ出ることや、役割を与えることで自信につながることを紹介。「障がいがあってもできたという実感が必要。そのなかで旅は最も効果的だ」と語った。
旅行業の現状は、先進的な取組みをしているANAセールス田中穂積氏、クラブツーリズム渕山知弘氏、昭和観光社代表・バリアフリー旅行ネットワーク代表平森良典氏の3名のパネリストと地域活動における現状は、先進的な取組みをしている日本バリアフリー観光推進機構代表中村元氏、日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク代表鞍本長利氏の2名のパネリストで、あるべき姿に近づけるためには、全体のスキルアップの実現と情報の整備や送り手と受けての連携などに必要性についての議論を交わした。
