高齢や障がいなどで足腰に不安がある方が旅行を計画する際、次のような多くの課題があります。
1,バリアフリー情報が不足しているため、旅行の選択肢が非常に限られます。
2,障がい者の困りごとへの理解が不足し、質問に対する適切な回答が得られないことがあります。
3,配慮備品が不足しており、必要なサービスがなく旅行を快適に楽しめない。
一般社団法人バリアフリー旅行ネットワークは、これらの課題を解決するために、観光関係者(宿泊施設、観光施設、観光団体、自治体観光)向けに、心のバリアフリーとバリアフリーの重要性、具体的な対応方法を学べるセミナーを22年間にわたり開催しています。このセミナーにより、現場での対応力が向上し、より多くの人々が安心して旅行を楽しめる環境づくりを進めています。
この機会に、観光業界における真のバリアフリー対応について学び、より多くに人々が安心して楽しめる
旅行環境づくりに貢献してみませんか?
講師:平森 良典
平森良典の講演は、株式会社昭和観光社で「誰もが旅行を楽しめ感動できる社会をつくる」ことです。この信念をもとに、私たちは活動を42年続けています。
バリアフリーツアーを始めたきっかけは、団体添乗中のバス車内で体験した出来事です。突然肺に異変を感じ、息苦しさを覚え生かされました。その時、数年前からご一緒していた障がい者団体の参加者の「くったくない」「とろけるような」笑顔が浮び心の響き、たくさんの笑顔を広げ、心豊かな時間を共に過ごしたいという思いが沸き上がりました。こうして、30年前に「心の翼バリアフリーツアー」を立ち上げました。
当時、日本には専門のバリアフリーツアーがほとんど存在せず、私はお客様の心に寄り添いながら「安心」と「快適」を提供することに全力を注ぎました。その結果、42年間で約500万人に、すべての人が自由に旅行を楽しむことが出来る環境を提供してきたことを誇りに思います。
さらに、私たちは22年前から全国の観光受入関係者を対象に研修会を開催し、旅行中に直面する課題や必要な配慮、接遇についての理解を深めています。この取り組みを通じて、受入関係者と意見交換を行い、サービスの質を向上させ、より多くの人々が安心して旅行を楽しめる環境を積み上げています。
旅行は人生に喜びや感動をもたらす貴重な体験です。私たちは、だれもがその楽しさを享受できるよう、これからも努力を続けていきます。
主な実績:
・国土交通省中国運輸局「バリアフリー化推進功労者局長表彰」 (平成24年)
・国土交通省 「第7回バリアフリー化推進功労者大臣表彰」(平成26年)
・国土交通省観光庁 「ユニバーサルツーリズム促進検討会」委員(平成23年~28年)
・国土交通省観光庁 「ユニバーサルツーリズム専門家派遣講師」(令和3年)
・国土交通省中国運輸局「ユニバーサルツーリズムセミナー」講師予定(令和6年12月3日)
対象者 観光関係者(宿泊施設・観光団体・自治体向け)
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主なテーマ
・現場での困りごととその対処事例
42年間で約500万人を案内し、約3万人の車いす利用者を押す介助した経験から、現場の困りごととその対策を説明します。
・具体的な配慮と情報発信で誘客の成功事例(宿泊施設)
「宿泊施設の配慮と情報発信」「滞在時の地域バリアフリー情報」
➤成功事例とオペレーションを伝えます。 ➤ 誘客へ(顧客の延命と新規獲得)
・ユーザーが求める情報提供の事例を紹介(観光団体)
「宿泊施設、観光施設、飲食店、体験施設、多目的トイレの情報提供」
➤ユーザーが求めている観光バリアフリー情報発信 ➤平日の誘客へ(地域一体滞在型観光)
・持続可能な観光の取り組みを紹介(自治体)
「自然や文化、伝統、郷土食など地域資源を守り、地域住民と共に次世代へ継承する観光事例」
➤地域限定の高付加価値化商品開発 ➤ 持続可能な観光へ
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開催情報
・オンライン開催(無料)
・申込:ホームページから ・参加人員:先着10名
・内閣府:障害者週間(12月3日~9日)は、障害者の福祉に対する関心と理解を深め、障害者が社会や文化活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的とします。
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お問合せ
一般社団法人バリアフリー旅行ネットワーク
代表理事:平森 良典
電話:0823-81-0510(株式会社昭和観光社内)
住所:広島県東広島市黒瀬町大多田828-2