「人にやさしい宿泊から誘客の成功と業務効率化について!」12月3日(火)
講師
一般社団法人法人バリアフリー旅行ネットワーク 代表理事 平森 良典 氏
1982年から障がい者団体等の旅行に携わり、約500万人に旅行の喜びを提供。1994年よりバリアフリーツアーを主催し、車椅子利用者等約3万人を介助。旅行時の困りごとへの対処事例や誘客成功事例から実践的なヒントを伝授。国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰受賞。観光庁ユニバーサルツーリズム促進専門家としても宿泊事業者支援に務める。
高齢や障がいを持つお客様の受け入で、多くの宿泊施設が以下の課題を抱えています。
・高齢者や障がい者の誘客が伸びない。
・障がい者の困るごとの理解と対処が十分ではない。
・業務効率化や人材不足対処が必要。
一般社団法人バリアフリー旅行ネットワークが主催する本セミナーでは、こうした課題に対応するため、ユニバーサルツーリズムの基礎知識から、実践的な対応方法、誘客成功事例、業務効率化の手法まで学べます。22年間の経験に基づき、対応力向上と安心して宿泊できる環境づくりを支援する内容です。
セミナーの内容は
■ユニバーサルツーリズムの基礎知識から実践的な対応、誘客成功事例、業務効率化まで幅広く学べる内容です。
【ユニバーサルツーリズムの基礎知識】
・高齢者や障がい者への対応
・乳幼児・妊産婦への配慮
・外国人観光客(特にムスリム)の対応
【誘客成功事例】
・鬼怒川温泉の宿泊施設での誘客事例
・顧客層の拡大のための泉組合や観光協会の情報発信
・配慮備品を用いた誘客の方法
【従業員・管理者の視点】
・従業員の声: 従業員の視点から、ユニバーサルツーリズムの取り組みによる変化やりがいを共有します。
・管理者の声: バリアフリー対応を進める中での経営視点や方針についても学びます。
【事業効率化・人材不足対策】
・城山ホテル鹿児島の事例:
・富士レークホテルの事例:
【オペレーション(研修・MTG)】
・実際に従業員研修や定期的なミーティングを通じて、多様性の対応を強化する方法についても触れます。
【今後のビジネスとSDGs】
・平日の連泊滞在型観光: 地域限定の商品を活用し、平日観光の需要を増やすアイデアと、持続可能な観光業の実現に向けたSDGsの取り組みについて提案します。

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平森良典とは
私たちは「誰もが旅行を楽しみ、感動できる社会をつくる」という信念をもとに、42年間活動を続けてきました。
バリアフリーツアーを始めたきっかけは、団体添乗中のバス車内で体験した出来事でした。突然、肺に異変を感じ、息苦しくなったとき、数年前からご一緒していた障がい者団体の参加者の「くったくない」「とろけるような」笑顔が浮かんできたのです。その瞬間、「自分が本当にやりたかったことはこれだ」と心から実感しました。生かされるならば、この笑顔を広げ、心豊かな時間を共に過ごしていきたい。その思いで、30年前に「心の翼バリアフリーツアー」を立ち上げました。
当時、日本には募集型のバリアフリーツアーは存在していませんでした。私は、お客様一人ひとりの心に寄り添い、「安心」「快適」「喜び」「生きがい」を提供することに全力を注ぎました。その結果、42年間で約500万人の方々に、自由に旅行を楽しむための環境を提供できるようになりました。
また、22年前からは全国の観光受け入れ関係者を対象に研修会を開催し、旅行中に直面する課題や必要な配慮、接遇についての理解を深めてきました。これにより、受け入れ関係者との意見交換を通じてサービスの質を向上させ、より多くの方が安心して旅行を楽しめる環境を築いてきました。これらの取り組みが評価され、国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰を受けました。
旅行は、人生に喜びや感動をもたらす貴重な体験です。誰もがその楽しさを享受できる社会実現ができるよう、これからも努力してまいります。
主な実績:
・国土交通省 「第7回バリアフリー化推進功労者大臣表彰(平成26年)
・国土交通省観光庁 「ユニバーサルツーリズム促進検討会」委員(平成23年~28年)
・国土交通省観光庁 「ユニバーサルツーリズム専門家」派遣講師(令和3年)