広島県のSDGsに取り組む企業等の事例を紹介しています!
広島県はSDGs未来都市として,魅力的な取り組みを広島県内外の多くの皆さんに知っていただくことで,SDGsビジネスの推進につなげていくことを目指しています。今年度10企業・団体が参画しており,それぞれの取組事例について,①企業等自身による取組内容紹介記事②大学生レポーターが訪問取材して執筆した取材記事(秋以降公開予定)の2つの視点で情報発信しています。
令和4年度広島県SDGsビジネスコミュニティプロジェクト
へいわ創造機構ひろしま(HOPe)及び広島県では,県内のSDGsビジネスの取組を促進することを目的として「広島県SDGsビジネスコミュニティ」プロジェクトを実施して,SDGs達成に向けた広島県内の企業・団体の取組事例を紹介しています。
2021年度から開始した本プロジェクトには,今年度10企業・団体が参画しており,それぞれの取組事例について,①企業等自身による取組内容紹介記事②大学生レポーターが訪問取材して執筆した取材記事の2つの視点で情報発信しています。
なお,本プロジェクトは,2018年度からこれまで3年にわたって,県内大学生の協力のもと制作してきた地元企業・団体のSDGsの取組を紹介する事例集を踏まえて実施するものです。(これまでの事例集は以下より御覧いただけます。)
広島県はSDGs未来都市として,魅力的な取り組みを広島県内外の多くの皆さんに知っていただくことで,SDGsビジネスの推進につなげていくことを目指しています。
2022年度参画企業等一覧(全10社)
※企業・団体名をクリックすると企業・団体自身による取組内容紹介記事 、【 学生 】をクリックすると大学生レポーターによる取材記事 に遷移します。(取材記事は秋以降公開予定)
社会保険労務士法人ジャスティス 【学生】
株式会社昭和観光社 【学生】
株式会社テレビ新広島 【学生】
東洋プラント株式会社 【学生】
株式会社西日本ファシリティー 【学生】
広島イーグル株式会社 【学生】
広島テレビ放送株式会社 【学生】
一般社団法人HAWK CSR ひろしまメディカル民間救急搬送サービス 【学生】
一般社団法人My Japan 【学生】
宮迫木材株式会社 【学生】
※五十音順
SDGsに取り組む企業紹介:「令和4年度広島県SDGsビジネスコミュニティ」について
誰一人取り残さない持続可能な未来を築くため,2015年,国連サミットにおいて,SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられ,2030年の達成に向け,世界中で本格的に推進されています。SDGs達成に向けて,先進国や途上国の別なく,すべての国の人々が,パートナーシップのもとに取り組むことが求められており,それに応えて広島においてもSDGsへの関心が高まってきました。
この「広島県SDGsビジネスコミュニティ」プロジェクトは,大学生による取材協力のもと2018年度からこれまで3回にわたり制作したSDGsの具体的な取組を紹介する事例集を踏まえ,SDGsに積極的に取り組む地元企業等の取組をより多角的に紹介するため,若者と企業自身の2つの視点からウェブサイトで発信するものです。これにより,SDGsの認知度向上やSDGsビジネスの推進・強化を目指しています。
この取組を通じて,広島県内外の多くの方々がSDGsに興味・関心を持ち,SDGs達成に向けて行動するきっかけとなれば幸いです。
株式会社昭和観光社の紹介
【タイトル】人にやさしい観光・幸福社会を創造するパートナー
【SDGsのターゲット】
17.17
ユニバーサルツーリズム(誰もが安心して旅行を楽しめる環境を目指す)・滞在型観光と未来の幸福な暮らしを
目指し、様々なパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民、学生社会のパート
ナーシップを推奨・推進する。
8.9
ユニバーサルツーリズム・滞在型観光を通じ、雇用創出、コンテンツ開発(地方の文化振興・独自の郷土食復刻、
産品販促など)につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。
8.2
ユニバーサルツーリズム・滞在型観光を目指し、バリアフリー改修と研修会・福祉用具を活用した合理的配慮・
情報発信を通じ、観光庁観光施設における心のバリアフリー認定の取得も促進し、高付加価値セクターや労働集
約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生
産性を達成する。
10.3
障害者差別解消法やバリアフリー新法などの法律、政策及び慣行の撤廃、ならびに適切な関係法規、政策、行動
の促進など通じて、ユニバーサルツーリズムや市民の外出の機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。
4.4
ユニバーサルツーリズムを通じ、関係者(旅行・宿泊・観光施設・交通・サポーター・現地温泉入浴ヘルパーなど)の技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
11.7
人にやさしい滞在型観光(地域ユニバーサルツーリズム連携)を通じ、妊婦、子ども、高齢者や障碍者を含め、
人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的なアクセスを提供する。
【私たちはこんな会社です!】
当社では、誰もが安心して旅行を楽しむことのできるユニバーサルツーリズムを促進するため、旅行事業とコンサル事業の2つの部門から取り組みを進めています。
人にやさしい滞在型観光の促進、ツアー運営や観光施設向けの研修、コンテンツ開発、モニターツアーでの検証と情報発信、地域独自のイベント等を通した交流人口や移住者の増加促進など、持続可能な観光と未来の暮らしを創造するパートナーを目指しています。
【SDGsの取組内容】
当社は、27年間にわたって「心の翼バリアフリーツアー」を実施しています。このツアーは、新幹線や特急列車の車いす専用席を手配したり、福祉タクシー・バリアフリー部屋・貸切風呂・現地温泉ヘルパー・添乗員の移乗介助などの選べるサービスを用意しており、高齢者や障害者の方も楽しむことができるツアーとなっています。
これまでに560回以上ツアーを実施しており、参加者からは「実現できて嬉しい」「最高のリハビリやリフレッシュになった」といった喜びの声が寄せられています。
ツアーの実施は、参加者の生きがいのみならず、添乗員やサポーター(シニアヘルパー、ナース、温泉ヘルパーなど)の雇用とやりがいの創出にも貢献しています。
ツアーを通じて、様々な方が旅行や温泉を楽しみ、人生の喜びと生きがい、幸福を感じられるような社会を目指します。
心の翼バリアフリーツアー
また、観光庁ユニバーサルツーリズムの基本理念のもと、観光施設向けに研修を実施し、多様な方々の受け入れ促進を行っています。研修では、温泉宿泊施設や飲食店などに、約2万名の旅行者から寄せられた様々な困りごと及び対処事例を伝え、貸出備品などの合理的配慮やユーザー視点の知りたい情報をホームページで発信していただいています。そうすることで、より多様な方々の幅広いニーズに対応することが可能となり、利用しやすさの見える化によって利用者も判断しやすくなります。
このほか、バリアフリー対応や情報発信に積極的に取り組む姿勢のある観光施設を認定する観光庁の制度、「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の促進支援も行っています。
人にやさしい観光のセミナー・研修会・促進事業
このように、観光事業者や市民サポーター等とのパートナーシップを生かし、喜びややりがいを創出しながら、ユニバーサルツーリズムの促進を目指します。併せて、取り組みを通じて、「もう一度訪れたい、住んでみたい」と思われるまちづくりを行い、地域の活性化にも貢献していきます。
【SDGsに取り組むためのポイント】
通常、観光は余暇として楽しむ方が多いと思います。しかし、旅行が思うようにままならない方にとっては、観光は生きる希望であり未来そのものです。
事業を運営する中で、施設や交通機関やまちの仕組みに足りないものが見えてきました。それらを伝え、多くの方に知ってもらいながら、高齢者や障害者の方、そのご家族や関係者の方々と一緒により良い社会をつくっていくことが、当社の役目だと考えています。
当社の取り組みに賛同・共鳴していただけるパートナーと連携し、人にやさしい観光や未来の暮らしの構築を目指します。
お部屋(車いすのままトイレへ) 貸切風呂(車いすのまま湯船へ
【基本情報】
株式会社 昭和観光社
東広島市黒瀬町大多田828-2
0823-81-0510