RCCラジオ「本名正憲のおはようラジオ・おはようフォーカス」生出演

【テーマ】ユニバーサルツーリズムについて

【ゲスト】株式会社昭和観光社 代表取締役 平森 良典様

2024年9月10日 報道

ユニバーサルツーリズムとは

観光庁は【高齢や障がい等の有無にかかわらず、すべての人が安心して楽しめる旅行を示します。】

ユニバーサルツーリズム事業を始めたきっかけは?

◆私は、42年前から障害者団体の添乗をしています。バス3台の団体添乗中にバス車内で肺に異変が起きたとき、障害者団体お客様の「とろけるような笑顔」が浮び、手術して活かされたら、「もっと笑顔を広げたい」と思い、30年前に「心の翼バリアフリーツアー」を始めました。

これまでどのような方をどこに連れていかれたのですか?

どんな方

・高齢者・障害者の多種多様な方 約500万名

・足腰の弱い方(脳卒中片麻痺・高次脳・パーキンソン病・脳性麻痺・頸椎損傷・ALSなど)

・他では、知的・精神・認知症・視覚・聴覚・ほじょ犬の方・余命宣告者など

利用者のリアクションはいかがですか?

ツアー夕食時には、利用者やその家族から涙を流しながら「諦めた旅行に来られた!」「10年ぶりの温泉に入れて幸せ!」「生きていて良かった!」感謝の声、お客様の喜びが私達の喜びです。

旅は最高のリハビリ!次の旅の目標でリハビリ頑張るからまた連れて行ってね!

感動旅行は

1,車いすの方と標高2,612mの千畳敷カール展望所で標高約3,000m宝剣岳を望む絶景!

2,視覚障がい者団体で沖縄の離島で海水浴とバーベキューの感動体験!

3,余命宣告者の家族旅行、現地ヘルパー手配で温泉入浴時の母の笑顔が家族の宝物

一方で、参加者からは「宿泊や観光施設のバリアフリー改修」「配慮備品の充実」など切な声!

観光地のバリアフリー化について、感じることは?

(旅行から得られた気づきなど)

 【お客様が困っている事】

温泉旅館では

「部屋」

①車いす室内移動NG! ②トイレの段差と手摺無し ③ベット側面が狭く段ある ④洗面に段差

「温泉」

①車いす脱衣場や浴室内移動がNG! ②下足場・洗い場・湯船に段差 ③踏台・手摺なし

入浴ヘルパーを手配したいが出来ない! ➤理由:服を着たまま・入浴用車いすの持ち込みは禁止

※ホームページに「バリアフリー・バリア㎝情報」が欲しい

観光施設では

移動路面バリア情報が無い(階段・砂利・凸凹・急な斜度)

※ホームページに「バリアフリーマップピクトグラムと写真と車いすおすすめコース)」がほしい!

観光協会など

バリアフリー情報一元サイトが無く、膨大な時間を要する

※ホームページに「宿泊・観光・飲食・体験」がワンクリックで分かるサイトがほしい

その気づきを共有されているそうですね⇒研修会について

観光関係者へ、障害者のその困るコトの理解と配慮し接遇の成功事例と情報発信で誘客ヒントを共有し、「宿泊施設」「観光団体」「自治体観光課」それぞれに分けて即実践できるヒントを提供から 滞地域一体・滞在型観光の支

一番大変な点は?

「未来の社会と企業・地域・共生社会」の絵が見えて共感しているか!

「何のために?」➤ 多様な方や県民に「喜びや感動を提供」

「どんな効果?」➤ やりがいと生産性向上、企業の価値向上

「持続可能な観光を目指す」➤ 地域を見つめ「文化・自然・守り伝承・郷土食の復刻」連携の共感を大切にしています!

今後の夢や目標は  

「笑顔を広げることです!」 

「次世代に笑顔を広げ提供者と利用者が共に楽しめる未来の社会」

旅行部門では

大自然の感動体験温泉入浴ヘルパー現地サポーターの拡充

コンサル部門では

・持続可能な観光・日本の成功事例から、世界各地で普及活動を目指します!

最後に

旅は最高のリハビリ! 「さ~ 一歩を踏み出し 旅を楽しみましょう!」