第3 認定基準

 認定のためには、対象となる施設であり、かつ、これから説明する3つ全ての基準を満たす必要があります。

①施設のバリアフリー性能を補完するための措置を3つ以上行い、高齢者、障害者等が施設を安全かつ円滑に利用できるような工夫を行っていること。

  参考例)

車いすユーザー:段差を超える為の簡易スロープを用意

視覚障碍者:施設情報の音声データ、点字案内

聴覚障害者筆談ボードや呼び出しを把握できる室内信号装置の設置

知的障害者:手順や確認事項を伝えるコミュ二ケーションボードの設置

高齢者  :トイレ個室や浴室の手すりの設置など従業員が手話で対応や段差を越える介助をする、といった人的対応もこの措置に含まれます。

 

②バリアフリーに関する教育訓練を年に1回以上実施

 バリアフリー機器の理解だけでなく、多様な障害の特性困ることの内容)や声掛けと接遇・介助障害者差別解消法などの関連法規の理解、など従業員に浸透実践していくことが大切です。

 

   「心の翼」が運営する「ユニバーサルツーリズム研修会」では、障害者団体40・バリアフリー主催ツアー27年間現場で介助(乗物・観光地・宿泊・温泉)多様な方約2万名現場の困りごとの対処した「ユニバーサルツーリズム・スペシャリスト講師」事例を交えた「実地研修なども提供」など、外部サポート研修(オンライン・対面)活用いただけます。

 

③自社以外のウェブサイトで施設のバリアに関する情報などのバリアフリー情報を積極的に発信していること

 自社のウェブサイトにバリアフリーに関する情報を掲載することは当然ですが、多くのユーザーは旅行サイトなどを経由して観光施設を利用しています。

 そのような外部サイトでも自社の取組を発信することで、情報格差を無くし、事前に利用しやすく判断できる安心な利用を促進していきます。

 大切なのはバリアフリーだけでなく、館内の多目的トイレの有無バリア情報(移動時のドアなどの段差・間口内幅・介助空間の㎝数値と手摺の有無や貸出部品)発信から、ユーザーが利用しやすいかを判断していただけることが重用となります。

 

   「心の翼」が運営する「HPユニバーサル(人にやさしい施設を目指して)」サポートプランでは、障害者の団体40年・バリアフリー主催ツアー27年間現場で介助(乗物・観光地・宿泊・温泉)多様な方約2万名現場の困りごと様々な福祉用具の活用で対処した「ユニバーサルツーリズム・スペシャリスト(福祉用具接門相談員)」事例を交え、施設の多様な形態に合った用具の提案など、外部サポート支援も活用いただけます。