■事業所での「心のバリアフリー」の進め方

「ユニバーサルツーリズム」(宿泊施設の実践的な進め方の紹介)

①マーケットの変化とニーズの理解(障害・多様な特性の理解)

 ・高齢者・障害者は人口の約4割弱、利用促進の必要性

 ・多様な旅行者の障害の種別と困ること

 ・必要な配慮と対策事例を知ること

(観光庁2019年度発行) 

②施設のバリア現状把握と課題の検証

 ・館内移動時とお部屋・温泉・食事場所などのバリア情報収集

 ・従業員のサービス提供や接遇(介助)の対応と運営体制

 「チェックシートを活用」

 

③外部講師による研修会(社員教育)

 ・観光庁接遇マニアルに基づき、「障害理解や接遇(介助)の対応を身に付ける」

  ※簡易疑似体験(車いす移乗・視覚障碍者の手引き等・筆談・避難対応など)

 ・各オペレーションの出来ること「合理的配慮を考える

 

④人にやさしいPR・HPで情報発信

 ・横断的に進行するためにできることの整理・MTG

 ・合理的配慮(福祉用具など貸出備品・人的介助等)

 「用具例」入浴用(チャワーチェア・車いす・踏み台・手摺)・簡易スロープ・ブッフェカート

 ・HP情報(部屋・温泉・食事・移動や貸出備品等)情報は写真とバリア㎝数値表記

 ・Webサイトは自社以外の外部にも積極的に発信しましょう

 

⑤実践しながらお声を集めて検討

 ・お問合せの声を集計

利用時のご意見(アンケート)

 ・お客様・スタッフの喜び・改善の声

 

⑥自主的な改善の実践でやりがいと高付加価値の見える化

 ・問合せ・利用時の声を検討し業務改善へ

 ・全体の流れを外部者(障害当事者や専門家講師)が参画で、的確な解決策を見出す

 ・従業員の喜びとやりがいの見える化

高付加価値の検証