【心の翼㈱昭和観光社のユニバーサルツーリズム促進事業】
株式会社昭和観光社は、ユニバーサルツーリズム促進(誰もが旅行を楽しめる環境を目指す)を軸に、
旅行事業(心の翼バリアフリーツアー・パック、福祉団体)、
旅行サポート支援事業(現地温泉ヘルパー手配代行など)、
コンサル事業(温泉宿泊施設向け研修や観光事業者向け研修、自治体・各種団体・事業者向け促進事業、教育事業など)を展開する。
「第7回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰」
「第22回ツアーグランプリ2015国土交通大臣賞」ほか、表彰や受賞歴多数。
セミナー・研修(観光・福祉・市民・学生向け)の講師派遣
「旅がもたらす価値が、希望や生きる力に」
昭和観光社は、当初は福祉を含む団体旅行の手配などを行う一般的な旅行業を行っていました。
私自身が大病を患ったことから「車いすにやさしい主催ツアー」をスタートさせ、
私が代表を務める頃から強化してまいりました。
弊社が27年行っている「心の翼バリアフリーツアー」は、新幹線や特急列車の車いす専用席を手配し、
福祉タクシーやバリアフリー部屋、貸切風呂、現地温泉ヘルパー、添乗員の移乗介助など選べるサービスを用意し、
高齢者や障害者の方も楽しめるツアーです。
申し込みをして頂いているのはさまざまな方ですが、病や事故により人生の途中で障害を抱えた人も多くいらっしゃり、
今までできたことができなくなる、そんな絶望や不安に打ちのめされた人たちが、旅という場で、
人生の希望や生きる力を取り戻していく姿を、数え切れないほど見てきました。
お客様と人生観を共にする中で私の中に育まれてきたものは、「真の幸福社会を実現したい」という強い使命感です。
また、旅を支える添乗員や各サポーター(温泉入浴ヘルパーなど)も、お客様の役に立ち喜び溢れる瞬間を目にすることで、
仕事のやりがいや原動力を見出してきました。これらの経験を社会に還元すべく、
一般社団法人バリアフリー旅行ネットワーク(代表)の理念を共感する企業や団体と共に実践をしながら、
観光庁が掲げる「ユニバーサルツーリズム(誰もが旅行を楽しめる環境を目指すこと)」促進事業も広く行っています。
SDGsという言葉が生まれるずっと前から、幸福社会の実現を願ってきた昭和観光社は、
共鳴する人や企業・団体とのパートナーとして邁進しています。
昭和観光社のSDGs実践 旅行の促進支援
心の翼バリアフリーツアーを通じて、さまざまな人たちが旅行や温泉を楽しみ、
人生の喜びと生きがい、幸福を感じてもらえる社会を目指しています。
過去560回以上のツアーやパックを実践しており、参加者からは
「実現できてうれしい」「最高のリハビリになった」「私たちの生きていく希望の光です」
というような喜びの声が寄せられています。
同時にツアー添乗員やサポーター(シニアヘルパー、ナース、温泉ヘルパ―など)の雇用とやりがいの場を提供。
温泉ヘルパ―手配代行を過去240回以上行うことで労働に価値を見出してもらうとともに、
社会モデルや地域活性の効果も創出。過去数度にわたり大きな表彰や賞も受けています。
昭和観光社のSDGs実践 観光施設向け「心のバリアフリー」研修会促進支援
観光庁ユニバーサルツーリズムの基本理念のもと、「心の翼 観光施設向け研修会パック」を通じて、
多様な方々の受け入れ促進を行っています。
温泉宿泊施設、観光施設、飲食店などに、約2万名のさまざまな困りごとから得られた気づき
(ちょっとした段差などからくる使いづらさ、トイレやお風呂の設備の不足、あったら便利なものなど)の
対処事例を伝える研修会(簡易疑似体験)を開き、貸出備品などの合理的配慮やユーザー視点の知りたい情報をホームページで発信。
観光庁「観光施設における心のバリアフリー認定」促進支援を行い、
各施設の担当者から「お客様の笑顔と喜びに触れられて幸せ」というような感想をいただくとともに、
リピート率の高い高付加価値をもたらしています。
昭和観光社のSDGs実践 自治体・各種団体・事業者向けユニバーサルツーリズム促進事業
「人にやさしい滞在型観光」を推進することで、観光事業者と市民シニアサポーターの連携や、
喜びとやりがいと生きがいの共感などを生んでいます。これらを通じ、
「もう一度訪れたい、住んでみたい」と思われるまちづくりを行います。
また、ユニバーサルツーリズムのセミナーやコンテンツ開発、学生によるバリア調査などを行い、
幅広い人材を育成。シニアサポーターの支援(商店街で使えるポイント制)でやりがいや生きがいを提供しています。
さらに、人にやさしい交通(車いすで乗れる車両・観光と市民生活ルート)で市民のQOL向上とパートナーシップも形成。
地域課題の発見と解決にもつなげ、地域独自の人にやさしいイベントで、
まちに愛着を持ってくれる人(関係人口)を増やし、未来の暮らしを明確にします。
昭和観光社のSDGs実践 幸福社会を実現するパートナーに 人にやさしい観光から未来の暮らしを創造
会社の企業理念は、
「人にやさしい観光、幸福社会を創造するパートナーを目指します」。
さらに経営方針として、
1「人にやさしく笑顔あふれる観光をサポートします」(やさしい観光・地域活性化・やさしい町)
2「高付加価値商品・未来の暮らしをサポートします」(感動体験・持続可能な観光・住みたい町)
3「幸福社会を創造するパートナーを目指します」(生きがい・市民QOL向上・幸福社会)
の、3つを掲げています。
これらは、お客様やサポーターの皆様と一緒に歩み、
共に笑い、喜びや感動を共有する中で未来の幸福社会を願って、何度も作り変えてきたものです。
通常、観光というものは、余暇として楽しむ人が多いのではないかと思います。
けれど、旅行が思うようにままならない人たちにとって、それは生きる希望であり未来そのものなのです。
長くこの仕事に携わるにあたり、施設や交通機関やまちの仕組みに足りないものは何なのかを多く見てきました。
それらを伝え、たくさんの人に知ってもらいながら、
高齢者や障害者の方、そのご家族や関係者の皆様と一緒に、
より良い社会を作っていくのが私の役目だと考えています。
約2万名の方から寄せられた旅行のさまざまな困りごとと対処事例の知見を大切にし、
社会に代弁することで、「心のバリアフリー」促進に共感されるパートナーと連携し
「人にやさしい観光・未来の暮らし」を構築していきます。
今後の目標設定として、旅行やセミナー研修、ユニバーサルツーリズムの具体的な数字をそれぞれ掲げていますが、
最終的な目標は幸福社会のモデルを作ること。
共鳴企業や団体と一緒に、世界のパートナーとなるべき会社に成長させたいです。